top of page
検索
Takako

着物を着る機会


Hello! アメリカ・オレゴン州の着物講師・和文化コーディネーター、エルティング孝子です。

着物って着てみたいけど着る機会ないし…いつ着たらいいの?と聞かれることがあります。

着物を着る機会は…あります!いつでも着ていいんです!(声を大にして!)

「Enjoy!! KIMONO」をテーマに、国籍、性別、年齢を問わず世界中の方に着物の楽しさを発信している、京都の呉服店きもの京小町の店主、村井さんが以前facebookの投稿に書かれていて目にとまったこと。

民族衣装としての着物 ファッションとしてのきもの コスプレとしてのKIMONO

それぞれの目的に合わせて着物の楽しさを伝えていくということを書かれていたのですが、現代の着物は、大きく分けてこの3つに分かれるなと共感しました。

アメリカに住んでいると、日本に関するカルチャーイベントなどが開かれるので、民族衣装として着物を紹介する機会に恵まれます。

私は1年問わず、日系のイベントには必ず着物を着ます。例えば1月新年会、餅つき、3月お花見、6月ビアガーデン、7月夏祭り、8月お盆祭り、9月お月見、12月忘年会…。ぱっと思いつくだけでもこんな感じなので、もっとあると思います。

ひな祭りや七夕、ハロウィーン、クリスマスなど季節の行事、お誕生日や記念日など特別なお祝いも含めれば、毎月のように着る機会はありますよね。

日本在住の方はもちろんですが、海外在住の方にもこういったイベントでぜひ着物を着てほしいです!

それから、着物を着る和の習い事をするというのも1つです。私の着つけ教室の生徒さんの中にも、着物を着るために定期的に茶道のお稽古に通っている方がおられます。日本の伝統文化を学びつつ、着物も着られるので一石二鳥ですね。

また着物は、お出かけをする時に何を着ようかな?という日常のファッションとしての選択肢の1つにもなります。

ここがちょっとハードルが高いところですかね?日本に住んでいても、日常的に着物を着る人は圧倒的に 少ないですもんね。

私はコンサートには必ず着物を着ていきます。もう着物じゃないと気持ち悪く感じるくらいです(笑)お友達とランチに行く時も、それこそジーンズで行こうか、ワンピースで行こうかという感覚で、着物を選んでほしいですね。着物は敷居が高いとよく言われますが、カジュアルな普段着物もあるんですよ。

帽子やブーツ、パンプスなどと組み合わせたり、長襦袢の代わりにタートルネックやシャツを着る人達もいますし。着物は普段着にもお洒落着にもなるファッションなんだなと思います。

そして、3つめのコスプレですが、アメリカでも日本のポップカルチャーやアニメは大人気で、コスプレイベントも大規模に開かれています。日本人以外の人達に着物に興味を持ってもらえるのは嬉しいし、どんどん楽しんでもらいたいですね。

私自身、今年はアメリカ人に着物を知ってもらう機会を積極的に作ろうと企んでいます。

アニメのコスプレとはまた違いますが、日本でも舞妓体験や花魁体験などが人気ですよね。これも着物を通して違う自分になれる、非日常を楽しむ方法の1つですよね。

さぁ、着物を着る機会はたくさんあると分かっていただけましたか?皆さんも機会があれば便乗して、どんどん着物を着てくださいね。

私の場合、『機会がないなら自分で作る!』ということで、着物を着てお出かけをするポートランド着物俱楽部というグループを始めました。みんなで着ればこわくない!というわけです(笑)

最初は着物を着るのが気恥ずかしいというか、誰かが一緒の時じゃないと…みたいな気持ちがありました。

しかしある時、知人の着物好きなアメリカ人女性が日常の買い物に普通に着物で現れたのを見て、「アメリカ人の彼女が普通に着てるのに、恥ずかしがってる場合じゃないわ。」と、いい意味で触発を受けたのです。着ているうちに、段々と着物が特別ではなく当たり前になっていきますよ。

これから着つけを習いたいと思っている方は、着物でお出かけするイベントなどをよく主催されている先生に習うのもいいかもしれませんね。

【着物を着る機会のまとめ】

1.日本の季節の行事やイベント等で着る 2・和の習い事をする 3.友達や家族とのお出かけの時に着る 4.舞妓体験や花魁体験で非日常を味わうのもあり 5.着物関係のイベントに参加する 6・何でもいいからとにかく着る(笑)

それでは、また。最後までお読みいただき、ありがとうございました。 Have a happy kimono life!

閲覧数:325回0件のコメント

最新記事

すべて表示

長襦袢と着物のサイズが合わなかったらどうしたらいい?

どなたかから譲っていただいた着物や、リサイクルショップなどで購入した着物は、サイズがバラバラだったり、袖の長さが違うことってありますよね。そして、長襦袢の袖が着物の手首のところから出てきたり、袖の後ろから出てきたり…。気になりますよね。...

bottom of page